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研究交流会 in SENDAI 2017
地域で育つ子どもたちのために、ミュージアムがなすべきこと
趣旨 「小さな光が集まって大きな光になるような」「毛細血管のように、隅々まで」「地域で生きる子どもたちがミュージアムからのエネルギーで元気づき、まわりの大人たちも共に勇気がわいてくる」・・・これらは、こどもひかりプロジェクト草創期に語られたフレーズです。それは、裏を返せば、ミュージアムはそれまでこんな活動ができていなかった、こんな活動をめざしたい、という声明であり、「博物館の原点回帰」宣言でもありました。今回の研究会は、プロジェクトのスタート地点であった仙台市で開催します。原点に立ち返り、ミュージアムエデュケーションの新たな地平を求めて、開拓の余地が大きい二つの領域に絞って、事例をもとに学び合います。
日時 2017年2月5日(日)13:30~20:30
会場 仙台国際センター 小会議室8
〒980-0856 宮城県仙台市青葉区青葉山
主催 こどもひかりプロジェクト
共催 兵庫県立人と自然の博物館
対象 こどもひかりプロジェクト関係者(非公開)
定員 50名程度
参加費 第一部 2,000円/第二部 5,000円
プログラム
第一部
進行:竹田健一郎(ユース:国学院大)・酒井尚子(日本科学未来館)
・よろしくおねがいしま〜す/清水文美(プロジェクト代表)
・【特別講演】持続可能な社会を考える「リアルライフ・ミュージアム」の視点/木下達文(京都橘大・地域連携センター)
・生涯学習社会の実現に向けた幼児期の博物館利用における課題〜仙台市、南相馬市、棚倉町の比較から〜/萱場優紀(宮城教育大学)
・子どもたちがミュージアムに求めていること〜仙台 棚倉 南相馬でのフェアを終えて〜/征矢彩香(宮城学院女子大学)
・「ミュージアムキッズフェアinみなみそうま」について①:背景と成果/二本松文雄(南相馬市博物館)
・「ミュージアムキッズフェアinみなみそうま」について②:ユース(とくに高校生)の活躍/甲斐昭光(兵庫県立考古博物館)
・棚倉町里山子ども育成プロジェクト事業について/藤田重喜・薄葉直美(棚倉町産業振興課)
・二つのテーマの、もっともらしい設定理由(研究会趣旨の補足)/八木 剛(兵庫県立人と自然の博物館)
テーマ I 毛細血管のように隅々まで〜地域が元気になるために〜
・福島県の避難者の現状と移動水族館の開催/古川 健(アクアマリンふくしま)
・出かけていくミュージアム「きゅーはくゃらばん事業」/八尋智之・加藤小夜子(九州国立博物館)
・おでかけ発掘キャラバン/千葉直樹(東北歴史博物館)
・文化財に親しむ授業(文化財ソムリエの訪問授業・先生への複製貸出)/水谷亜希(京都国立博物館)
・草舟に縄文を想う-学校・地域・博物館の連携-/佐藤祐輔(仙台市縄文の森広場)
テーマ II ワークショップは進化する〜プログラム開発の実際〜
進行:佐藤 萌(ユース:東北大)・泉田佳代(久留米市美術館)
・Miraikan流ワークショップの作り方/眞木まどか(日本科学未来館)
・イモムシの感触って?/黒川周子(仙台市太白山自然観察の森)
・自然系ミュージアムでの子ども向けプログラムの工夫と反応/小舘誓治(兵庫県立人と自然の博物館)
・“遊び”が“学び”のトビラを開く!/菅 智美(岩手県立児童館いわて子どもの森)
・「葉っぱコネクト」のできるまで/高瀬優子(三田市有馬富士自然学習センター)
・「Such Such Such(あんな そんな こんな)」~言葉じゃない、新しいアートコミュニケーション/芝 涼香(岐阜県美術館)
・異年齢交流の場としてのワークショップ/鬼本佳代子(福岡市美術館)
第二部
進行:大松真菜(ユース:宮城学院女子大)・小沼佳菜実(ユース:宮城教育大)
・ICOM京都大会について/山本浩智(京都市教育委員会)
・こどもひかりの来年度事業について/八木 剛(兵庫県立人と自然の博物館)
・全国フェア(熊本)について/八尋智之(九州国立博物館)ほか
・ミュゼ特集(ユース)について?/山下治子(アム・プロモーション)
・フリーディスカッション